メイちゃんのお話
メイちゃん、Kさんが飼っていた文鳥です。
雛の頃から育て、Kさんがチチチッと泣き真似をするとカゴ越しに寄って来るんだと、とても可愛がっていました。
その日、小学生だった息子さんとカゴから出してもらったメイちゃんは、部屋の中でくつろいでいました。
Kさんがゴミ出しに外へ出た様子が気になった息子さん、お母さん、どこに行ったんだろう? と、戸を開けてしまい…
メイちゃん、逃げてしまいました…
メイちゃーーーん!
Kさんと息子さんは数週間探しましたが見つかりませんでした。
落ち込んでいるKさんに、妹さんから追い討ちをかける一言、もうカラスに食べられてるんじゃない?と…
自分を気にして戸を開けた息子さんを責める事はできない上に、妹さんからの心無い言葉、Kさんは、どこに気持ちをぶつけていいのか分からなかったそうです。
メイちゃんは家族。
家族想いのKさんが言うので、どれだけ大切な存在だったか、居なくなって悲しかったか…
その後、メイちゃんのいない鳥カゴをキレイにして、片付けました。
どこかで元気にしてくれていると信じて。
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